副業には2種類ある
※今回はITエンジニアの副業について語ります。事前に高年収エンジニア副業の心得を読んで頂けると、スムーズに読めると思います。
簡単におさらいをしておきますと、副業には2種類あって、フロー型とストック型があります。フロー型の副業は、コンビニのレジ打ちなど、拘束時間と引き換えに金銭を獲得するタイプの副業です。一方、ストック型の副業とは、ブログや書籍の出版など、コツコツとコンテンツを作り続けて、そこから広告収入などを得る副業を指します。
どちらも一長一短があるのですが、ぼくはストック型の副業をおすすめします。なぜならば、ストック型の副業は、ITエンジニアとの親和性が非常に高いのです。特におすすめするのが、IT技術特化型のブログ構築です。
例えば、普段自分がプログラム開発をしているのであれば、その言語に関しては詳しいはずです。仕事をこなしていく上で手に入れたプログラミングノウハウをブログにアウトプットするだけでいいのです。まず最初は、自分自身の整理のためにアウトプットしていく位の感覚で構いません。あとで自分自身そのブログを読み返して、仕事に活かす為の備忘録くらいの役割でも構わないのです。そういったレベルの記事でも10,20と増えていけば、立派なコンテンツになります。
領域の第一人者でなくても良い理由
別にその領域の第一人者である必要はありません。なぜならば、成長の途中経過のコンテンツを求める読者も多いからです。極端な話、習い始めたばかりの言語についてでも構わないのです。例えば、今日からpythonを覚え始めたとします。一日目で覚えたことや調べたことをアウトプットしたとしましょう。pythonの熟練者にとっては興味のないコンテンツですが、今からpyhtonを始めようとする初心者や学生には、貴重なコンテンツとなります。初学者には、高度なノウハウなんて読んでも分かりません。0から1日目のノウハウの方がよっぽど役に立ちますし、次の日には、1から2日目のノウハウが欲しくなります。
そして、コンテンツを書いた自分自身も、知識の定着が望めますので、例え誰にも読まれなかったとしても、アウトプットの価値があります。
まずはアウトプット
マーケティングの世界では、「ライバルをよく調査し、ブルーオーシャンを見つけ、その領域で一番になれ!」的な事がよく言われます。もちろん半分あってます。というか、理屈は正しいです。一方で、考えすぎて動き出せないという副作用もあります。
どうやってライバルを調べたら良いのか?
どうやってブルーオーシャンを調べたら良いのか?
その領域で1番を取るための戦略はどうすべきか?
1本目の記事を書く前にやることが多すぎると、たいてい頓挫します。慣れないうちにそんなことで頭を悩ませて先に進めなくなるよりも、日記を書く感覚で1本目の記事を書けば良いのです。2本、3本と書いていくうちに、徐々に方向性が見えてきます。アウトプットする習慣が身についた頃に、今後の戦略を考えるくらいでも大丈夫です。
というのも、最初から戦略ありきで行くと、自分の能力では書けない記事を書かざるを得なくなるからです。ブルーオーシャンやホットキーワードを狙うあまり、キーワードを意識しすぎると、筆がとまります。これでは本末転倒です。まずは戦略よりもアウトプットです。アウトプットしながら、自分自身が書けるコンテンツを覚えていき、それに沿った戦略を立てていけば良いのです。
書いたことを忘れた頃にアクセスがある
ネットの世界では、アップロードしたコンテンツが即反映されることはありません。YAHOOとか、超ビッグドメインならば即反映されますが、個人ブログではまず無理です。記事をアップした1ヶ月とか2ヶ月後に、ちょろちょろっとアクセスが増え始めるくらいの感覚です。ようするに忘れた頃にアクセスがあるのです。最初のうちはアクセス解析を仕込んで、来る日も来る日もアクセスが増えず、モチベーションが下がり、そのままアウトプット自体フェードアウトという事がよくありますが、アクセスは0が当然、1件でもアクセスがあればラッキーと思いましょう。半年、1年と書き続けていけば、じわじわとアクセスは増えていくので大丈夫です。アウトプットしたなら、アウトプットしたコンテンツのことは忘れて、次のコンテンツを生成しましょう。あとはひたすらそれの繰り返しです。
マネタイズはAdSenseだけでよい
アフィリエイトとか有料メルマガとか、マネタイズの方法は色々とありますが、最初はAdSenseだけで良いと思ってます。ほかの方法よりも、圧倒的にマネタイズのハードルが低いです。例えば、python初学者向けのブログを構築した場合、学生が見に来ることが多くなるかと思います。学生はお金がないので、プログラミング教室のアフィリリンクを張ったところで、成約に結びつく可能性は限りなく低いですが、google広告ならクリックする確率は高いです。
他のメリットとしては、アフィリリンクは広告運営を自分で管理する必要があります。例えば、広告主が撤退した場合、リンクを解除する手間が発生します。一方でAdSenseは、全自動でgoogleが頑張ってくれますので、自分自身はアウトプットに集中できます。アフィリエイトを否定しているわけではありません。アフィリエイトはブログ運営に慣れてきたころ、着手すべきであって、ファーストステップで挑むべきではないというのが、ぼくの見解です。
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