頑張っても評価されないと腹を立てる前に

処世術 コラム

早いもので3月も半ばに差し掛かってきました。3月は年度末なので、人事評価の時期の会社が多いと思います。しかし人事評価って本当に難しいですよ。なぜならば、人それぞれに価値観が違うからです。上司と部下の評価基準が同じならば問題は小さいのですが、そういうケースばかりではありません。必要以上に評価してもらって腹を立てる人はいないので、腹を立てるケースとしては、部下側が過小評価されたと感じた時です。今回はそんな人事評価について語っていきます。

かなり小さな企業のワンマン社長が経営する会社には当てはまらないかもしれませんが、普通の会社には人事評価基準があります。基本的には入社する際に教えてもらえるはずですが、もし教えてもらえないでいるのならば、自分から聞きに行かなくてはなりません。上司と評価軸が異なるケースの多くは、部下側が会社の人事評価基準を知らないことに原因があります。上司も人間なので完璧な評価はありえませんが、少なくとも会社の人事評価基準を把握して現在のポジションにいるわけなので、知らないのは部下側となります。

あとこれは少数派かもしれませんが、根本的に社会の仕組みを理解していない人もいます。例えば頑張ったのに評価されないと嘆く人たちです。社会人に求められるのは実績です。報酬を頂くからには、それぞれがプロであることを意識しなければいけません。小学校の運動会ならば頑張るだけで褒められるかもしれませんが、我々はプロです。プロ野球のピッチャーがブルペンでたくさん投球したから年俸が増えたという話を聞いたことがありません。

評価を上げたいのであれば、評価を追いかけてはいけません。評価は他人がするものなのでコントロール出来ません。そうではなくて、結果を追いかける必要があります。目に見える実績を出すのです。まずは自社の評価基準を把握して、その方向性を頭に入れたあとは、徹底的に結果を追い続けるのです。やがてチームの中で目立つ存在になり、グループの中で欠かせない存在になり、会社が手放せない存在になったとき、人事評価で腹を立てることがなくなるのです。

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