ネットサーフィンやメール返信などのサブ機用に購入したChromebookが、いつの間にかメイン機に昇進したので、今回は昇進祝を兼ねてまとめてみたいと思います。
ご存知無い方もいらっしゃると思いますので、Chromebookを一言でまとめますと、「googleが提供するブラウザのChromeのみしか利用できないパソコン」です。誤解を恐れずに言いますと、ほぼネットサーフィン専用機です。ハードディスクはついてません。(あっても、かなり少領域)Windowsでもmacでもlinuxでもありません。したがって、それらのソフトをインストールすることは出来ません。
一見、何のメリットもなさそうな端末なのですが、もちろんメリットもあります。このメリットの破壊力が想像を絶していたので今回は紹介するに至りました。メリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
Google Chromebook Lenovo ノートパソコン 14.1型HD液晶 英語キーボード S330
Chromebookのメリット
・起動や動作が超絶早い
Chromebookの最大のメリットは、起動スピードです。電源OFFの状態から利用できるようになるまでの時間は、およそ7秒です。もちろんChromebook本体のスペックによりばらつきはあると思いますが、だいたいその当たりです。ちなみに、シャットダウンスピードは、長く見積もっても2秒です。3秒もかかりません。
電源OFFにせずに画面を閉じるなどのスタンバイモードからの起動は1秒とかかりません。ようするに、スタンバイモードで画面を閉じている状態であれば、画面を開いた瞬間から利用再開出来ます。またWindowsの場合、定期的に再起動しないと動きが鈍くなる感じは否めませんでしたが、Chromebookはそれがありません。3ヶ月くらい電源を切らずに、アクティブモードとスタンバイモードを往復してますが、動作は順調です。
そもそもソフトをインストール出来ないので、いろいろインストールしていくうちに動作がもっさりするといった事態も発生しません。購入した時と変わらないスピード感が期待出来ます。
・強固なセキュリティ
googleが提供するサービス内で完結しますので、情報が漏洩するリスクは限りなく低いと言えます。もちろん完璧なものは世の中に存在しないと思いますが、少なくともgoogleが頑張っていますので安心です。クラウド上のgoogleサービスを利用するので、データはクラウド上にあるわけです。Chromebook本体を盗まれたとしても情報漏えいは限られてくるので、企業ではとても喜ばれています。
またChromebookはソフトのインストールが出来ないので、怪しいソフトをインストールしてウイルスに感染するといったリスクはありません。「従業員が変なソフトを勝手に入れた〜」と、システム管理者が悩むこともなくなるわけです。
1点補足をしておきますと、32G程度の簡単なストレージはついてます。また、SDカードを利用すれば、ストレージは増やせますので、その辺りの利便性は心配は不要かと思いますが、動画をガンガン保存するのには向いていません。
・持ち運びに便利(軽い・バッテリー長持ち)
重さの話ですが、とにかく軽量です。詳しくは比較サイトで見て頂きたいのですが、だいたい1Kg前後なので、持ち運びにストレスは感じません。また、バッテリーも長持ちです。クラウド上のサービス利用に特化しているので、端末本体で色々と考える事が無いからなのでしょう。電力消費量が限りなく少ないのでバッテリー長持ち。熱の放出も少ないので、熱くならず膝の上でも使えます。
・安い
WindowsやMAC製品と比較すると安価です。もちろん、出来ることが異なるので比較するのもおかしな話ではあるのですが、ネットサーフィンしかしないのにWindows機やMACBOOKを購入すること思えば、半値以下で目的達成できます。
・googleサービスとの好相性
Chromebookはgoogleが提供するサービスだけあって、googleとの相性は抜群です。googleドライブやgoogleスプレッドシート、googleドキュメントが無料で利用できます。マイクロソフト製品との互換性も高いので、無料で利用できるサービスとしては秀逸だと思います。ただ残念ながら、完全なマイクロソフト製品には勝てません。ブラウザ経由のサービスだし、無料で利用できるので、当然といえば当然なのですが、簡単な編集や閲覧程度ならgoogleのサービスで十分です。ぼくみたいに執筆活動メインならば、googleドキュメントがあれば十分過ぎるほどです。音声入力機能も使えます。
セキュリティが強固で、バッテリー長持ちで、軽くて速くて、オフィス製品の代替が無料で利用出来るとあって、今後は今まで以上に、教育の現場や企業での活用が増えそうです。
Chromebookのデメリット
・ネット回線必須
Chromebook最大のデメリットは、ネット環境必須だと言うことです。ネット環境が整っていなければ「ただの箱」です。ネット環境が前提でのサービスなので、ネットインフラが整っていないのであれば購入の検討はやめましょう。無駄な投資になります。
ただし、執筆活動メインの場合、googleドキュメントはオフラインでも利用できます。オンラインにつながったタイミングで、差分更新して最新化してくれるので、執筆活動程度の使い方であれば、ネット接続の有無はそこまで意識する必要はありません。
まぁこのご時世、ネットインフラが整っていない人は限りなく少ないと思いますので、あまり大きなデメリットにはならないかなと思っています。
・ブラウザで出来ることしか出来ない
ソフトをのインストールが出来ないので、ローカル環境のソフトを使うことはありません。ゲームソフトで遊んだり出来ないのです。もちろんブラウザゲームならば出来ます。あと、google製品なので、アンドロイドアプリは一応使えます。一応と書いたのは、やはりスマホと比べると、動かないアプリがあったり、サイズがあわなかったりと、使い勝手は悪いです。アンドロイドアプリは使えたらラッキー位の認識で良いと思います。
専用ソフトが使えないので、動画編集や画像編集も弱いです。やって出来ないこともないのですが、使い勝手は悪いのでおすすめできません。
・リアル店舗に置いてない
Chromebookは、IT業界以外の方の知名度が極端に低いのだと思いますが、あまり店舗ではお見かけしません。秋葉原とかにはあるのかもしれませんが、地方都市の家電量販店では扱っていないところが多いです。したがって、実機をさわってから購入を検討するといった購入方法が出来ないわけです。ぼくも「えいやー」で購入しました。結果的には満足のいく買い物が出来たわけですが、慎重派には厳しい環境だと思います。なので、ぼくのコラムなどのレビューサイトをサーフィンするのが良いと思います。
・メイン機に戻れない
これはデメリットになるのか分かりませんが、サブ機で購入したChromebookが、いまでは完全にメイン機となっています。たまに画像編集をするときだけメイン機を使ってます。というか、すでにメインとサブがあべこべです。だからといって、メイン機(サブ機?)は手放せません。たまにある画像編集や、エクセルでの加工や、ゲームソフトで遊びたくなった時はChromebookでは不満足だからです。
おさらい
要点だけをまとめますと、Chromebookは想像以上に動作がサクサクで快適です。ネットサーフィンや執筆活動がメインの方は、おそらくメイン機になり得ます。しかし、出来ないこともあるので、Chromebookで全てを完結させるには物足りないです。値段もそんなに高くないので、試しに買ってみてはいかがでしょう?後戻り出来なくなると思います。
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