統計学で分かる!自分のパラメータを調べる方法(四柱推命編)

処世術 統計学

新しい試みとして、統計学を実生活で活用する方法をまとめました。うまく使いこなせばひとつの処世術として、色々なシーンで有利に物事を進めることが出来るようになります。今回は東洋占術の親分格でもある、四柱推命を元にまとめてみました。ちなみ算命学も、四柱推命も、中国の陰陽五行説を元にしているので上流は同じです。また、よくある動物占いは、大衆向けに分かりやすくしているだけなので、こちらも上流は同じです。

先に断っておきますが、ぼくは占術士ではないので細かい分析は出来ません。バリバリに使いこなせれば凄いことになりそうですが、あくまでもぼくが提供できるのは、レベル0の方々をレベル1にする程度です。ゆるめで記事を読み進めて下さい。また、パートナーとの相性とか、恋愛諸々も解析出来てしまいますが、当サイトでは一切扱いません。ビジネス的な処世術として活用する方法に絞ります。

自分の属性の調べ方

命運は生まれた日時だけで決まりますので、どんな方法でも簡単に調べることが出来ます。わざわざ四柱推命の専門書を購入しなくても、無料のサイトを使いましょう。正直どこのサイトでも良いのですが、分かりやすいという意味では、下記のサイトがおすすめです。

マニアック四柱推命

完全無料四柱推命診断サイト「いい運勢ねっと」

命式の例:「いい運勢ねっと」より引用

「地支通変星」の「月柱」に書いてある(元命)が、あなたの主星です。例では「印綬」とあります。印綬は陽の印星なので、知識を武器に戦う属性と言えます。知識に関するパラメータは高めです。また命式から、苦手な分野も把握することが出来ます。自分の特徴を知り、持っているエネルギーを得意分野に集中させて、苦手分野は人に任せることで、処世術として活用することが出来ます。

一つ勘違いしてほしくないのは、そういった傾向が色濃く出やすいという、ただの統計学的な特徴として捉えて下さい。もう一つ付け加えると、主星は○○が良くて、☓☓は悪いと言ったものは一切ありません。それぞれに特徴があるだけで、それは個性です。主星に良い悪いはないのでその点は誤解しないで下さい。

主星は生まれた日時で決定するので、生涯変わることはありませんが、ただ人の一生は長いです。その年齢によって、微妙に傾向が変わってきます。それを見るのは「天干通変星」となります。

生まれて〜成人くらいまでは「年柱」の属性が色濃くでます。例では「偏官」です。偏官は官星なので、「行動力や管理力を武器に戦う」属性です。

成人〜65歳くらいまでは、「月柱」の属性が色濃く出ます。例では「偏財」です。偏財は財星なので、「社交性を武器に戦う」属性です。

65歳以降は「時柱」の属性が色濃く出ます。例では「劫財」です。劫財は自星なので「自身のパワーを武器に戦う」属性です。

属性の種類も紹介せずに、一足飛びに属性の話をしてしまったので、混乱させてしまったかもしれません。というわけで、属性の種類を説明しましょう。

属性の種類

四柱推命には、大きく5つの属性があって、それぞれに陰陽の2種類があります。ようするに、5☓2の10種類の属性に分けることが出来、全ての人間は、10種類のうち必ずどれかに属します。今回は、大きな5つの属性の説明と、それぞれの相関関係の説明をします。

自星(自身のパワーを武器に戦う属性)

自分自身にパワーが備わっている属性です。個人の推進力に優れ、一人でも戦い抜けるだけの強い信念と意志、忍耐力を持ち合わせています。基本的に負けず嫌いなので、努力家が多いです。逆を言うと、融通が聞かなかったり、ワンマンになりがちな属性です。サラリーマン属性というよりは、起業家属性が強いです。フリーランスでも活躍出来ます。

・比肩(陽の自星)

・劫財(陰の自星)

遊星(新しいアイデアや表現を武器に戦う属性)

流行りものが好きで、自己表現する能力が高いです。ひらめきに優れ、新しいものを生み出す力に長けていて、技術者向けの属性です。感性が鋭いので、直感が当たりやすい特徴があります。自由に行動させるとメキメキと能力を発揮します。反対に、古い伝統やしきたりといったしがらみを嫌い、その中では本来の力を発揮できません。

・食神(陽の遊星)

・傷官(陰の遊星)

財星(社交性を武器に戦う属性)

表舞台を避け、裏方に徹することで力を発揮する属性。自分が目立つことよりも、他人を前面に立たせて、後方支援するのが得意な属性です。人脈づくりに長けているので、仕組みや組織を構築する能力も高いです。能力をうまく使いこなせるようになれば、自分は表舞台に現れなくても、影で組織を操ることが出来るようになります。

・正財(陽の財星)

・偏財(陰の財星)

官星(行動力や管理力を武器に戦う属性)

行動力や管理力を武器に戦う属性で、組織の中で力を発揮します。規則やルールを重んじ、その中での行動力は目覚ましいものがあります。とくに自分の信念と組織の理念が一致すれば、爆発的な力を生み出します。プライドが高すぎる欠点があり、保身に走ると失速します。自分のためではなく、組織のために力を発揮すると、才能が開花します。

・正官(陽の官星)

・偏官(陰の官星)

印星(知識を武器に戦う属性)

知識や経験を武器に戦う属性です。世の中の智慧を習得する能力に長け、物事の本質を見抜く力があります。また、人に説明する能力が高く、次世代を育成する能力に長けているので、教育の分野で活躍出来ます。一方で落ち着かない環境では、本来の力を発揮しにくい属性です。落ち着いた環境を準備出来れば、才能の花が開きます。

・印綬(陽の印星)

・偏印(陰の印星)

それぞれの相関関係

下図を見て下さい。相関関係を図にしてあります。

処世術

自星→遊星→財星→官星→印星→(自星)

それぞれ、隣の星とは相性が良いのです。特に右隣に力を送ることが出来、左隣からは力を吸収することが出来ます。また自分の星とは接していない星(両隣ではない)とは、相性が悪いです。相性といっても人間の相性というよりも、エネルギーの話です。例えば、自星を中心に見ると、自生は財星を剋し、官星に剋されます。官星は自星を剋し、遊星に剋されます。剋す側のエネルギーを持って、剋される側のエネルギーを封じ込めます。さらに詳しくは、陰陽五行説を調べてみて下さい。

エネルギーのバランスが大切

自分の主星を知って、当たっているとかハズレているとかで終わってしまったのでは、中学女子の占いと同じレベルです。実生活に活用するには、エネルギーの流れを調整してやる必要があります。エネルギーというのは、減ってしまうと何やらまずいというのは、直感で理解できますが、逆に増やせば良いのかというと、そういうわけでもありません。増えすぎたエネルギーが少しでも悪い方に働けば、犯罪に加担してしまう可能性もあります。子供の場合は、非行に走る可能性もあります。要はバランスです。

自分のエネルギーが足りない時は、左隣の星からエネルギーをもらえます。左隣の星の行動パターンを意識すれば、エネルギーがもらえます。増えたエネルギーを少し逃がすのなら、右隣の行動パターンで振る舞えば良いのです。また、思い切って主星のエネルギーを抑えたい場合は、主星を剋す星からエネルギーを受ければ、主星の力を弱めることが出来ます。

これを逆手に取って、ライバルを弱らせることだって可能です。ライバルの主星を知ることが出来たら、剋す属性の行動パターンをさせるように仕向ければ、ライバルは弱ります。例えば、財星のキャラに人前で発表させるように仕向けたり、自星キャラを管理でガチガチのルーチンワークをさせるなど、やり方は色々とあります。

ちなみにこれらは、組織にも当てはまります。偏ったエネルギーは組織のバランスをも乱します。例えば、自星を10人集めた組織がうまく回らないのは誰でも想像がつくでしょう。自我の強い10人が集まってうまく行くわけがありません。財星を10人集めても同じです。理想的な組織を構成するのは現実的には難しいですが、各星から1人ずつ10名集めた組織はバランスがよく強い組織になります。詳細は割愛しますが、ワンピースのキャラクターは見事にそれぞれの星ごとに描かれています。公言はされていませんが、作者の東洋占術知識も相当なものだと思います。

おさらい

自分自身の属性を知ることはゴールではなくて、スタートです。「スゲー当たってるー」と盛り上がって終わるのではあまり意味がありません。自身に備わったパラメータを実社会で活かすのが処世術です。まずは自分自身の傾向を知って、戦略的に活用していきましょう。

もう少し深堀した内容をまとめてみました。属性10種類を簡単にまとめてみた

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