どうせ転職するならば、高年収を狙いたいですよね?外資企業ならば、能力の有無で年収が変わる側面もありますが、日本企業の場合、よほど飛び抜けたスキルを持ち合わせていない限り、他者と比較して高年収となるケースは少ないように感じます。というのも、それぞれのカテゴリによって年収のレンジが決まっているのが日本企業の現状です。
その事が良いのか悪いのかをこの場では議論致しませんが、例えば年齢は、年収のレンジを決定づける大きな要素となります。年齢が高ければ高年収ですし、低ければ年収も下がりがちです。ただ今回は、3つの要素の中に年齢を含んでいません。なぜならば年齢は自分でコントロール出来ないからです。今回例に挙げる3つの要素は、頑張れば自分でコントロールすることが出来、高年収のカテゴリに所属することを狙えるものを紹介します。
転職時に年収が決まる3つの要素
自分でコントロール出来る、年収が決まる3つの要素ですが、それは「勤務地」「職種」「業種」の3点です。
勤務地
まず最初に勤務地ですが、単純に働く場所によって年収が変わります。東京や大阪などの大都市圏では年収が高く、地方は年収が低い傾向にあります。したがって年収を上げたければ、大都市勤務が正解となります。ただし、大都市は生活費も高くなりがちなので、プラスマイナスゼロなのかもしれません。見た目の年収を上げて自己満足するのには良いですが、収入も多くなる一方で、支出も多くなるのであれば、年収を上げる作戦として勤務地を変えるのはあまり賢い選択ではないのだと思います。
ただし今年に入って、在宅ワークの動きが加速しています。例えば、東京勤務で採用されたものの、このコロナ禍で在宅ワークを強いられ、地方にある実家でお仕事出来るのならば、これはかなり旨味があると思います。狙ってできるのかは分かりませんが、頭の片隅に置いといて損はありません。
職種
職種は年収を決める為の、非常に大きな要素の一つです。我々の職種は、大きく括ればITエンジニアとなります。総合的にみて、比較的年収の高い職種だと思います。ITエンジニアの中をさらに細分化すると、より多くの職種があります。ITコンサルタントやプロジェクトマネージャ。インフラエンジニアとか、WEBディレクターなど、書ききれないほど多岐に渡ります。それぞれの職種で働くには、それぞれに応じたスキルや経験が必要なので、運や思いつきだけで、都合よく職種変更が出来るわけではありません。高年収が狙える職種を調査し、計画を立てて狙っていく必要があります。
業種
最後に紹介する要素は業種です。意外と見落とされがちですが、業種の違いで年収は変わります。例えば電力・ガス・水道などのインフラ業界やテレビ業界は年収が高いです。その次に、自動車業界や化学業界も比較的年収が高い一方、飲食や小売業界はそれらと比較すると年収は低めです。例えば同じメーカー勤務の社内SEであっても、自動車業界の社内SEと木材業界の社内SEの場合、どちらもメーカー勤務の社内SEなのに、年収のレンジが違います。扱う商品が自動車なのか、木材なのかが異なるだけで、製造工程の基本的な仕組みは同じです。それなのに、年収は大きく異なります。酷いケースでは倍半分異なるケースすらあります。
もちろん、年収の高い業種は競争率も高くなりがちなので、簡単に就職できるとは思いませんが、特定の業種に強いこだわりがないのであれば、年収が多い業界にチャレンジする考え方が間違っているとは思えません。子供が成長してくると、勤務地を変えるのは難しい判断となります。また、職種変更も簡単にとはいきません。それらと比較し、業種変更は工夫次第です。異業種から成功したSEは、ぼくの周りにもたくさんいますし、なによりもぼく自身が、転職時に業種を変えて年収を大幅に上げた経験の持ち主です。衝動的に転職をする前に、高年収への戦略を練ってみてはいかがでしょうか?
PS.
実はもう一つ、年収を決める大きな要素があります。それはまた別の機会に紹介することにしましょう。
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