転職にはドラマが有り、人それぞれ色々なパターンがあります。しかし大きく分類すると2パターンに集約出来ます。「転職先を決めずに退職するパターン」と「転職先を決めてから退職するパターン」です。それぞれに長所と短所があります。簡単にまとめてみました。
1.転職先を決めずに退職するパターン
メリット
・すぐに退職できる。
デメリット
・転職先が決まるまで貯金でつなぐ
2.転職先を決めてから退職するパターン
メリット
・好条件で転職出来る
デメリット
・転職に時間がかかる
1の転職先を決めずに退職するパターンは、良い悪いの議論は横に置いといて、衝動的に会社を退職することができます。例えば、断り続けてきた転勤命令や出向命令が出たタイミングで衝動的に退職するといった事が出来ます。
しかし、辞めたは良いものの、次の就職先を見つかるまで貯金を食いつぶすリスクを背負うことになります。毎月貯金が20万円、30万円単位で消えていく様を目の当たりにすると、焦りが生じます。その焦りはマイナスに作用します。早期の再就職に全力を注ぐあまり、ブラック企業を引き当ててしまう可能性が高くなります。冷静な状態であれば、言葉巧みな甘い言葉も見抜けたものが、前のめりになって人事の話を聞いてしまうと、全てがバラ色のように見え始めます。ここに落とし穴があり、ぼくも1回目の転職の時はこの罠にはまりました。
2.転職先を決めてから退職するパターンは、1のデメリットを踏襲していますので、確実に成功する転職を選択することが可能となります。その反面、転職に時間がかかります。今でこそ平日20時頃にオンライン面接をやってくれる企業が増えましたが、つい最近までは、平気で平日10時とか指定されたものです。現職を退職せずに転職活動を頑張っているわけなので、面接に呼び出されるたびに、有給休暇を取得しなければなりません。10社受ければ、10日分の有給休暇を消費するのですから、こちらも一筋縄ではいきません。
転職成功のセオリー
転職を確実に成功させたければ、2のパターンしかありません。1のパターンは運ゲーになります。ぼく自身も3度の転職の内、1回目の転職が1のパターンでした。ご想像どおり失敗しています。したがって、転職成功の基本戦略は2の、転職先を決めてから退職しなければなりません。しかし、サラリーマンを続けながらの転職はこれまた難易度が高いのは上述のとおりです。結論を言うと、転職サイトを利用しましょう。2のパターンのデメリットを克服するには、転職サイトを活用し、待ちの転職活動をするしか無いのです。
あえてもう一つ挙げるとすれば、転職エージェントの活用です。ただし若手ITエンジニアには少しハードルが高いと思います。理由は年収のボリュームラインが600万円以上が目安だからです。年収600万円以上の方ならば、転職エージェントの活用も選択肢に入れて構いませんが、そうでなければ転職サイト一択です。転職サイトの良し悪しも色々とありますが、迷ってるならマイナビ転職に登録してみて下さい。
転職する程ではないが準備をしておきたい
じつは、転職にはもう一つの悩みがあります。それは、「転職する程では無いが、いずれ転職を考えている」という状態です。ぼく自身にも経験があるので、その状態の悩みは理解しているつもりです。このまま現職を続けるのは非現実的で早く辞めたい気持ちはあるのだけど、転職活動をする程でも無い。。。」という、実に中途半端な状態で悩む事が、割とよくあると思います。転職サイトに登録することさえ気が引ける状態です。その状態、とてもよく分かります。じつはその場合のアクションプランもあります。
それは、「自分の市場価値を知ること」です。早い話、自分自身の適正年収を知ることです。詳しくはこの記事に掲載しています。【必見】自分の市場価値を調べる方法
ぼく自身も、転職サイトを利用して転職を成功させた経験がありますが、転職サイトに登録する前に、自分の市場価値を知ることを先に行いました。自分自身の適正年収を知るというのは非常に興味の湧く話ですし、いずれ転職という重労働を頑張るわけですが、その第一歩として、自分自身の適正年収を知るためのアクションは、限りなくそのハードルが低いのです。
転職成功のセオリーそれは、ファーストステップとして、自分自身の適正年収を知ること。その次に、転職サイトに登録をすれば良いと思います。くれぐれも、衝動的に会社を辞めてはいけません。準備は念入りに!
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