どうしても行きたい会社があったとして、しかしその会社から不合格通知が来たとしたら、絶望的な気分になりますね。物凄くよく分かります。ぼくにも経験がありますからね。絶望的な気分になるのは否定しませんが、絶望してしまうのは少し気が早いです。なぜならば、未来永劫チャンスが閉ざされたわけではないからです。今回は、一度落ちた会社への再チャレンジについて語りたいと思います。
2回目のチャレンジにチャンスはあるのか?
会社の方針によって異なるのが正直なところですが、多くの会社は再チャレンジを受け入れています。逆に、「1回だめだったら未来永劫チャンスが無い」という会社は、よほど明確な理由打ち出さない限り、社会に受け入れられません。したがって、そもそもの前提として再チャレンジは出来るという考え方で間違いありません。
ただし、不合格から1年間はチャレンジ出来ないという条件がついているのが一般的です。1年なのか、3年なのかは企業によってまちまちですが、必ず一定期間開ける必要があり、多くのケースで1年というのが目立ちます。
というのも、何かしらのポイントが合格ラインに達しなかったから不合格になったわけなので、何かしらのポイントを合格ラインに持ってくる為には、一定の期間が必要です。そういう考え方が前提にあるので、再チャレンジするには一定の期間を開ける必要があります。その期間の長さについては、目的の企業に聞くか、調べるのが一番ですが、一般的には1年です。そして、その1年間で合格ラインに持っていくことができれば、合格率は上がります。
しかしここで問題なのは、どのポイントが未達で不合格になったのかの理由がわからないというジレンマがあります。不合格を出した企業は、絶対に不合格理由を教えてくれません。自分が採用担当になればその気持がわかると思いますが、しつこくまとわりつかれても、不合格理由に因縁を付けられても、どちらにしても企業側には何一つメリットがありません。人情派の社長が運営する、すごく小規模な会社なら教えてくれるかもしれませんが、普通は不合格理由は教えてくれないのです。
そうなると、不合格理由を自分で分析するしかないわけですが、これがかなり難しいのです。面接中にNGになったポイントが明確にわかったのであればまだ良いのですが、緊張状態で面接に挑んでいるので、普通はそんな余裕はありません。不合格ポイントがわからないと、再チャレンジするだけ無駄です。高確率で2回目も不合格になります。
じつは、不合格理由を知る方法が一つだけあります。それは、転職エージェント経由で挑むことです。転職エージェントは仲介業者なので、引き続きWIN-WINの関係性を維持し続ける必要があります。したがって、企業としても不合格者のように邪険に扱うわけにはいきません。ただでさえ人手不足の転職市場から人材を紹介してくれる、ありがたい存在の転職エージェントなので、不合格理由を聞けば企業は教えざるを得ません。すなわち、エージェント経由で、不合格者も不合格理由を知ることが出来るわけです。この事実を知っているか知らないかで、2回目チャレンジの合格率が大きく変わります。きちんと対策がうてれば、追試の合格率は高まりますね。
企業側の考え
企業側としても、再チャレンジしてくれる方の存在は嬉しいものなのです。リクルートは恋愛と同じなので、ストーカーのようにしつこくされるのは問題外ですが、一度不合格にしたのに、再チャレンジしてくれるのは、意外と嬉しいものなのです。ただし、一度不合格にしてしまっている事実があるので、2回目は1回目と違う何かが必要なのです。人事は稟議案件なので、人事担当者も上司を説き伏せるだけの材料が必要なのです。前回とは全然違う、超パワーアップした自分を見せつけなければいけません。
まとめ
・殆どの会社で再チャレンジを受け入れている
・再チャレンジするには、一定期間を開ける必要がある。(普通は1年)
・不合格理由を明確にし、合格ラインにもってくる必要がある
・不合格理由を知ることが出来るのは、転職エージェントのみ
・再チャレンジしてくれるのは企業としても嬉しい
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