ぼくの本業は外資系企業に勤務しており、同時に複数プロジェクトを回すプロジェクトマネージャーの傍ら、RPAコンサルタントとして、業務最適化や自動化を推進しているお仕事をしています。ぼくの得意な業界は製造業でして、逆にその他の業界に関してはド素人です。
企業の特性上、クライアントは大手企業ばかりなので、必然的に取り扱う仕事も大きい案件が多く、スキルアップを軸に考えると、非常に恵まれた環境下でお仕事をさせて頂いていると思っています。
しかし、個人的には大企業は嫌いです。これはぼくの性格が起因しているのですが、強者への反骨心によるものだと思います。幼い頃から強者に従うのが大嫌いで、弱者が強者をやっつけるヒーローアニメに釘付けでした。その考え方は大人になった今でも、何一つ変わっていません。
本業では、大手企業ばかりを相手にしており、それはそれで楽しさもあるのですが、正直ジレンマがあります。ぼく自身の基本的な性格として、強者を支援するよりも弱者を支援するほうが向いているのです。
初めての中小企業支援
かれこれ10年ほど経過するでしょうか?自治会の親睦会に参加したときの話です。1時間ほど自治会の清掃活動で汗を流した後、親睦会と称して、昼間からご近所さんとビールを飲んでいました。そこで隣の席に座ったおじさまと意気投合し、なんのお仕事をしているのか聞かれました。ITエンジニアであることを伝えると、おじさまは目の色を輝かせて、「うちの会社のIT化に力を貸してほしい」とのお言葉。この出会いはターニングポイントであり、地元に複数拠点を持つ会社の社長との付き合いが、ぼくのITエンジニア人生を豊かなものに変えてくれました。
本業をおろそかにするわけにはいかないので、土日限定でITサポートをはじめました。中小企業のIT化の悩みは深刻で、経営者が漠然と「IT化する必要がある」と感じているだけで、なにも進展のない現状があります。ようするに、なにからIT化を進めていけば良いのかもわかってないし、それを相談できる相手もいないし、IT化しなくても仕事が回っている現状に染まって、IT化に取り組むことすらしなくなっている事が悩みの本質でした。
ITに武装出来ない会社はジリ貧になる
厳しいことを言いますが、IT武装出来ない会社はジリ貧になります。他の企業がIT企業化を進めているため相対的に弱小企業になり、どんどん負のサイクルから抜け出せなくなります。中小企業の一番の悩みは「人材不足」です。この悩みを解決するには、ITの力を借りる以外にありえません。この事実に目をつぶって、IT化を先送りにしている限り、永久にジリ貧のままです。ジリ貧でも生きていればまだ良いのかもしれませんが、企業の死が待ち受けている可能性もあります。
IT化サポートプロジェクト
コロナ禍の影響で在宅ワークが増えたこともあり、ライフワークが激変しました。通勤時間が節約出来たことで、使える時間が増えました。今回のコロナ禍は、自分自身の働き方を見直す良い機会を与えて頂いたと思っています。そこで、今回は中小企業のITに関する悩みを支援するプロジェクトを起案しました。
ぼくの本業はサラリーマンなので、平日に手厚いサポートは出来ませんが、まずはITに関する悩みを徹底的に聞きます。ぼくも本業がありますので、営業活動はしません。空いた時間にボランティアで中小企業のITに関する支援をしたいと思っています。(ただし、支援する企業は選定させて頂きます。ぼくの考えを理解して頂いた上で、一緒に楽しめる企業を支援したいので。)
どんな支援ができるのか?どういったやり方で支援をしていくのか、などなど、近日中に公開していきますので、興味の持った中小企業の経営者の方、ご担当者の方、個人事業の方、問い合わせ頂ければと思います。
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