同期を出し抜く!スピード出世虎の巻

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結論:積極的に会社の運営に携わろう。

昇進のメリット・デメリット

昭和時代の人間は、転職や副業という選択肢が今ほど定着していなかったので、年収を増やす為の手段が社内で出世する以外の選択しがない時代でした。皆が皆社内での出世争いに血眼になって、少しでもライバルを出し抜くために、サービス残業や休日出勤をしてアウトプットに力を入れていた訳です。時代は昭和から平成そして令和に変わり、出世へのイメージがだいぶ変わった気がします。いわゆる最近の若者は出世を希望しなくなってしまいました。昇進することのメリットとデメリットを比較してデメリットの方が大きいと判断しての事だと思いますが、そもそも出世のメリット・デメリットとは何なのか?を一度整理したいと思います。

昇進のメリット

昇進することのメリットは年収が上がること、会社内での権力が増すことが思いつきますが、実はそれらのメリット以上の旨味にありつけます。それは、次の役職への挑戦権を手にすることが出来るという事です。一般的には、平社員以降の階層は以下の通りで、

平社員→主任→係長→課長→次長→部長→取締役

とステップアップしていくと思います。ステージが上がるごとに年収や与えられる権限が増えていくわけですが、一足飛ばしで昇進することは通常あり得ません。主任から次長に昇進する事もなければ、係長から部長に昇進することもありえないわけです。必ず昇進の階段は1段ずつであり一足飛ばしはあり得ません。これは世の中共通のルールなので従うしかないわけですが、逆に言うと課長になりたければ係長にならなければなれません。並みいる係長の中で頭角を現した選ばれし人間だけが課長になれるのであって、優秀な平社員がいきなり課長になれる訳ではありません。係長に出世したら年収や権力が増すメリットもありますが、課長への挑戦権を手に入れることが出来るのが昇進の最大のメリットと言えます。

しかも社内での昇進は転職時にも大きく活きてきます。例えば課長経験は部長の方針の元、部下に指示する、部下を育成するというミッションをこなしてきたと評価されるので、それは大きなアドバンテージとなります。中途採用者を募集している多くの会社で、前職での待遇や給与以上の待遇を用意するので、課長まで行きついた人は、次の職場でも課長スタートとなりやすいわけです。ようするに、現職での昇進は、転職後も無駄にならないわけです。

昇進のデメリット

一方で、昇進のデメリットを上げるとすると、責任が多く、自由な時間がなくなってしまう、プライベート時間が失われてしまうといった点があがります。最近はぼくの会社でも昇進辞退者が出るほどで、その責任やプライベート時間を削られるリスクを回避する傾向が目立ちます。昇進したことによってその責任が増すことはその通りだと思いますが、自由な時間がなくなってしまうという点に関しては、甚だ疑問を感じます。昇進したからプライベートな時間が削られるのではなくて、仕事の回し方が下手糞だからプライベート時間を浸食されるのであって、昇進はなんの関係もありません。昇進したらプライベート時間が減るどころか、部下をうまく活用して時間を捻出するチャンスさえ与えられるわけです。プライベート時間が減ることと昇進とはまったく関係はありません。そうとなると、目立ったデメリットが見当たらないということになります。

課長クラスになると、会社運営に関する会議に参加するケースが増えると思います。それが煩わしいと思う人もいますが、実はそれはチャンスで、他の平社員が知ることが出来ない情報を知ることが出来てしまいます。会社の運営情報であったり人事情報であったりするわけですが、そういった情報を一足先に仕入れることが出来てしまうのは、上位役職者のメリットの一つと言えます。

仕事が出来ても出世は別

出世のメリットがわかったので、ならばライバル達を出し抜きいち早く出世を目指したいところ。だけど仕事をこなし続けたところで一向に評価されません。例えば同期より1.2倍優秀でアウトプットも1.2倍あったとします。これってかなり優秀ですが、誰よりも先に主任になれるか?と問われればそうとは限りません。答えはシンプルで、仕事の良し悪しと昇進スピードの相関性はあまり無いからだと言えます。要するに、仕事と出世は別の物差しだという訳です。これは学歴社会の弊害なのだと思いますが、仕事の偏差値が高いとそれに応じて出世できるという学生時代のルールで会社は動いていません。このルールにいち早く気が付く必要があります。仕事だけをがむしゃらに頑張っても出世できないのです。では、どういったルールで成り立っているのか?

結論を言うと、「上司に認められる」ことです。

どんなに嫌いな奴でも、自分を引き上げてくれる存在は上司だけです。100点以上の仕事をこなしても上司に嫌われていたら0点です。逆に、仕事の点数が低くても上司に好かれていれば昇進できるとも言えます。上司にゴマをすって出世する、そんな生き方はごめんだとかっこつけるのは勝手ですが、きちんと社会での立身出世ルールを覚えないと、いつまでたっても昇進できず後輩に抜かれ、会社の批判ばかりする存在価値のない人間になり下がってしまいます。まずは、「上司に認めれれないとこのゲームでは勝てない」という全世界共通のルールを覚えないと、一気にムリゲーとなります。しかし、最近では出世を好ましく思わない若者が多く、この単純なルールをしっているライバル達は少ないので、その点に関しては追い風かもしれません。

スピード出世する方法

出世のルールがわかればあとは簡単で、上司に気に入られればよいわけです。誰よりも仕事をこなして目立てれば言うことはありませんが、仕事で差をつけるのは至難の業です。ではどこで差をつけるか?

それは、会社の運営に関わるイベントに参加することです。

例えば、業務改善や経費削減委員などの、仕事とは無関係な会社のイベントが、だいたいどの会社にも存在していると思います。それに積極的に顔を出すことです。学生時代でいうところの、生徒会執行部的な委員といったところでしょうかね。もちろんこの場で本気になって業務改善や経費削減を検討するのも良いですが、ここでは委員会とかに顔を出して、権力者達に自分の顔を覚えてもらう事が最優先事項となります。斬新な業務改善案や経費削減案を持っている必要なんてありません。その会議に参加することが、何よりも重要なのです。

日常の業務で、他人と差を付けることは中々難しいです。なぜならば、少なからず誰もが仕事をしているからです。どんなにモチベーションが低い社員が相手でも、戦力が0で無い以上、ラブゲーム(0勝ち)は無理です。ですが、有志のみが参加する会社の委員会(運営)は参加しない人はいつまでも0なので、ほんの少しパワーであっても、圧倒的に目立つわけです。多くの社員が敬遠する仕事だからこそ、ライバルが少なく美味しい思いが奪い取ることが出来てしまうわけです。本来の仕事を1.2倍頑張ったところで評価は1.2倍にはなりませんが、会社運営の委員会などのイベントに顔を出すだけで、そんなに頑張らなくても4、5倍の評価ポイントを稼げます。なんせ相手は0なのですから。。。

可能であればゴルフを覚えたい

もし僕が人生をやり直せることが出来るならば、20代前半に戻ってゴルフを回りたいです。その理由は、出世スピードを加速させることが出来るためです。というのも、ゴルフというスポーツが権力者達の社交場になっているからで、どこの会社の経営者もゴルフをしています。その発端の理由は定かではないですが、ヨーロッパでも、アメリカでも、東南アジア諸国でも、経営者や権力者達はゴルフをやってます。戦国時代の大名たちが湯呑にいそしんで茶碗を収集し、お茶会を開催したのと同じことが起こっているのだと思います。今も昔も、同じ価値観を共有できる人間に親近感を覚えるのは変わらないので、一緒に1ラウンドゴルフを回ったという実績があれば、それはライバル達よりも大きなアドバンテージになります。プライベートの時間を削ってまで接待ゴルフをするのは嫌だ!という若者が多いおかげで、逆にライバルは少なくなったと喜ぶべきです。

本来の仕事をないがしろにして、ゴルフ三昧で出世できるほど世の中は甘くありませんが、本来の仕事が及第点であるならば、それ以上を技術を突き詰める必要はそんなになくて、上司たちとゴルフを回ったほうが出世スピードと言う意味では非常に効率的です。

まとめ

出世すれば、年収と地位が上がる。

転職時にも有利になる。

出世にはどの会社にも共通の独特のルールがある。

積極的に会社の運営に携われば出世スピードがあがる。

何も趣味がないのであれば、ゴルフがお勧め。

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