なぜ転職エージェントを活用したら、大幅に年収があがるのか?

処世術 転職

結論:会員の年収が上がれば、エージェントの報酬が上がる。だから必死!

転職エージェントは何をしてくれるのか?

転職エージェントとは、直訳したら「転職代理人」で、その名の通りあなたに代わって転職の全てをやってくれます。全てといっても代わりに筆記試験受けたり、面接を受けたりはさすがに本人がやらないと無理ですが、それ以外は全てやってくれます。希望に沿った仕事を見つけてくれたり、面接の日程調整や、面接では中々切り出しにくい「年収」の調整までやってくれます。転職エージェント活用のメリット・デメリットをまとめてみました。

転職エージェント活用のメリット

希望に沿った仕事を見つけてくれる

まず事前にヒアリングした内容に沿って、マッチしそうな求人を探してくれます。転職業界は不動産業界と似ていて、公開されている案件は全体の1割程度。有益な案件は非公開案件として、転職仲介業者が保有しています。表に出てくることのない多数案件の中から、自分の希望に沿った求人を見つけて紹介してくれるのです。この時点で我々個人の力を超えてますよね。

また転職エージェントは多くの転職者を見てきているので、自分自身さえ気がつかなかった自身の強みを教えてくれます。自己分析シートを無料で受けさせてくれて、強み弱み分析までしてくれるサービスもあります。転職エージェントは多くの企業も見てきているので、決して表には出てこない裏事情を事前にキャッチできる点もメリットと言えます。

例えば、平均残業時間や企業風土など教えてくれます。もし担当の転職エージェントが即答できなくても、数日時間を与えれば調査してくれます。企業にヒアリングに行くのではなくて、会社に保有されているナレッジを探したり、他の転職エージェントと情報を共有し合うのだと思います。ぼくが調査をお願いした時は、部署の人数や男女比、年齢層や社風などかなり事細かに教えて頂けました。これだけの質をそろえるのは個人の力では無理です。

書類選考通過率が抜群

普通なら門前払いされるような企業であっても、なぜか転職エージェント経由だと、書類選考が通過しやすいです。場合によっては書類選考免除になって、いきなり面接のステージに進めることもあります。いつも書類選考で足きりされる人は、一度転職エージェントを活用してみると、活路が見出せるかもしれません。

面接調整の日程調整をやってくれる

転職活動をしているなかで非常に面倒な作業が、先方との日程調整です。働いて帰ってビールの一杯でもやりたいのをぐっとこらえて、応募先の企業との日程調整は割と負担になります。しかも数社同時にアクションすると、管理も大変です。

転職エージェントは、これらの調整の全てをやってくれます。日程調整だけではなく、交通費の交渉や清算もやってくれます。実際に活用してみるとわかるのですが、サービスが行き届いているのを実感します。また突発的なトラブルなどで、遅刻や行けなくなってしまった場合も、転職エージェントに電話一本すれば全て調整してくれます。後日日程の再調整までやってくれます。

企業との何往復もせざるを得ない日程調整の手間から解放されるだけでも、転職エージェントを活用する大きなメリットと言えます。

面接サポートをしてくれる

もちろん希望すればですが、面接のサポートをしてくれます。一般的な面接サポートもしてくれますが、応募する企業に特化したアドバイスもくれます。おそらく過去の質問内容などヒアリングして蓄積されてるのだと思います。転職エージェントが応募先の人事と顔見知りだったら、性格や考え方を教えてくれるケースもあります。

転職エージェントに面接練習するのは気恥ずかしくて、ぼくは希望しなかったのですが、応募企業に特化したアドバイスはたくさん頂けました。これだけでも聞いておく価値はあると思います。

年収の調整をしてくれる

このメリットは大きいです。欧米人と違って、日本人は年収の話はしにくいものですね。ついその場の雰囲気に飲まれて、「いくらでも構いません」とか言ってしまいそうです。(ちなみにこのキーワードはNGワード)。まぁそれくらい緊張したり、雰囲気にのまれたりで年収の話はなかなかうまくできないものです。そんな悩みを解決してくるのが転職エージェントです。彼らは応募企業と年収の調整をしてくれます。もちろん、応募企業の年収帯も把握していますし、応募者のスキルを加味しながら先方と年収調整をしてくれます。よほど常識を外れた金額以外は、多少高めでもチャレンジしてくれます。もちろん先方の企業との調整で決まるものなのですが、我々が個人で挑むよりは勝率が高いのは間違いありません。

これは憶測ですが、エンジニアにとって売り手市場の現状におてい、企業も転職エージェントとの関係を壊したくないのは言うまでもありません。企業にもよるとは思いますが、多少の忖度があっても不思議ではありません。これに関しても、個人の力では生み出せないプラスの力を活用することが出来る訳です。

不採用理由を教えてくれる

そして、これもありがたいサービスなのですが、希望した会社が不採用だった際の理由をエージェントが教えてくれることがあります。個人で応募して不採用だった場合、不採用理由は一切明かされません。ベンチャー企業なら教えてくれる可能性もありますが、通常は無理です。不採用者に時間を取ってるほど暇ではないのが本音でしょうが、実際クレームになったりと、とにかく企業側に不採用理由を伝えるだけのメリットはありません。

だけど、転職エージェント経由だと不採用理由を教えてもらえるのです。恥ずかしい話ですがぼく自身、エージェント経由で不採用になった事があって、その際は不採用理由を教えて頂けました。実はこれって貴重な経験で、自分の悪かった箇所や足りない箇所を客観的に見直すことが出来るんです。明らかなミスマッチが理由の場合は参考にならないかもしれませんが、年齢の割に経験が足りないとか、課長候補としては物足りないなど、割と具体的なアドバイスがもらえて、次に活かせるのもメリットの一つだと思います。

ちなみにぼくの不採用理由は、企業との明らかなミスマッチでした。求める職種ではないのにが無いのにも関わらず、少々無理を言ってその企業に応募させてもらいました。予想通りNGだったわけではありますが、個人的にはすっきりしましたし、ダメと分かっていても真摯に対応して頂けた転職エージェントへの信頼度は高まりました。

ぼくの場合は、自分で見つけて転職エージェント経由での応募でしたが、転職エージェントからの紹介案件もあります。こちらの場合は合格率が飛躍的に高まります。まぁそうですよね。合格しそうなものを選ぶわけですから。

無料で利用できる

詳細は、転職エージェントの報酬のカラクリで。

転職エージェント活用のデメリット

ヒアリングが面倒

まず最初に、応募者のスキルをヒアリングします。転職エージェントは、応募者と企業をつなぐのが仕事なので、ヒアリングをしっかりしておかないと、企業を紹介しようがありません。ここは面倒ですがしっかりとやるしかないです。誰のためでもなく、自分のためです。

ヒアリングは、転職エージェントの会社に行くこともあれば、近くの喫茶店でヒアリングもあります。この場合ごちそうしてくれる事多い(笑)

ですが、通常は電話によるヒアリングか、Skypeなどが使われています。時間は20~30分程度です。ぼくの場合、15分で終わったこともありましたが、雑談で盛り上がり1時間位ヒアリングしたこともあります。もちろん長ければよいわけではありませんが、一つの目安だと思ってください。

転職サイトへのレジュメ登録と違って、ヒアリングは使いまわしが出来ないというデメリットもあります。もちろん話す内容は使いまわしで良いのですが、別のエージェントにも掛け持ちをする場合、まったく同じ話をする必要があります。転職サイトのレジュメ登録のようにコピペできないのが痛いですが、ここは頑張るしかありません。

エージェントとの相性

エージェントも人間なので、相性はあります。プロなので非常識な対応をされることはないと思いますが、理屈ではない相性はあります。こればかりは運になりますが、エージェントのチェンジは可能です。本人には直接言いにくいと思うので、エージェントの事務局にチェンジの旨を伝えればそれで終わり。エージェントも慣れたものなので、こちらが思うほど思い悩むことはないようです。相性の合わないエージェントに我慢して距離感が遠のいてしまうくらいなら、はっきりチェンジしたほうが双方楽です。先方からチェンジするケースはあまりないと思います。(担当が異動になったとかならあるかも。)

地方では紹介企業が少ない

転職サイトのコーナーでも紹介しましたが、どうしても地方は企業が少ないです。そもそもエージェントサービス対象がの地域もあります。転職サイトと違って、転職エージェントは人件費がかかるので、都会と地方の差は顕著です。お住いの地域にサービスがあるかチェックしておきましょう。

転職を急かされる可能性がある

転職エージェントもビジネスなので、転職自体を急かされる可能性があります。そもそも紹介までのリミットが3か月なので、 長丁場で転職を考えている方には向いていません。

また、転職エージェントとお付き合いのある企業が困っていたりすると、優先的にその企業を紹介してくるケースもあります。その企業が自分の考え方にあっているのであれば問題ありませんが、そうでなければ、若干迷惑な気もしますね。めったにないとは思いますが、転職エージェントのごり押しがひどければ、チェンジも選択肢として用意しておきましょう。

転職エージェントの報酬のカラクリ

そもそも、なぜこんなに手厚いサービスを無料で受けることが出来るのでしょうか?

それは、転職エージェントの報酬が成功報酬であり、その全てを企業側からもらっているからです。

成功報酬とは言葉の通り、内定が決まった状態を言うのですが、企業側からすれば貴重な人材を確保できたわけです。その見返りに、転職エージェントに報酬を支払うのですが、この報酬の相場が、内定者の年収の3割り程度なのです。イメージとしては、600万円の内定を成約させたら、200万円程度の成功報酬を受け取る感じですね。ものすごい成功報酬ですね。これなら応募者が無料でサービスを享受できるのも納得です。

では、企業側はこの負担をどう感じてるのでしょう?

実は企業側からしたら、そんなに大きな負担とは言えません。そもそも採用コストとはそういうものだからです。このサイトの読者はITエンジニアがほとんどなので、人事部の仕事内容に関しては明るくないと思いますが、人を雇うコストは個人が思うほど安くはないのです。高い成功報酬を支払ってでも、企業の人事担当を増やすよりは、はるかに低コストなのです。

このようなカラクリなので転職エージェントは、報酬アップに力を入れてくれますし、転職エージェントに仕事を依頼できる企業は、お金に余裕がある優良企業に絞られるわけです。だから、転職エージェントが抱える案件は質が高いのですね。

おすすめ転職エージェントの紹介

では、おすすめの転職エージェントを紹介します。

マイナビ転職エージェント

ここはぼくも活用したことありますが、やはり最大手なので安定感というか、安心感があります。運悪く駆け出し転職エージェントに当たったとしても、バックがしっかりしているので、サービスの質が下がることはありません。

また業界大手なので、良くも悪くも転職エージェントのデフォルトスタンダードだと思います。扱っている企業も多く、マイナビ転職エージェントならば、地方でもそれなりに案件はそろっていると思います。

SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

DODA転職エージェント

あえて2番目に紹介させてもらったのには理由があって、じつはここのエージェントも活用したことがあるのです。規模としてはそこまで大きくないのですが、この企業はIT業界に強みがあります。比較的、こちらにペースを合わせてくれる感じがしています。(相性なのかもしれませんが)

またDODAは定期的に面会イベントもやっているので、そういったイベントに顔を出して、感覚を肌で感じてみるのも良い手だと思います。

DODA転職エージェント

リクナビ転職エージェント

ここもマイナビ転職と並んで業界大手ですね。天下のリクルートが運営しています。登録して間違いはないと思いますが、ここも活用したことがないので、具体的なアドバイスが出来ず申し訳ありません。ただ、大手なので地方にも強みがあることは間違いありません。

結論:会員の年収が上がれば、エージェントの報酬が上がる。だから必死!

コメント

タイトルとURLをコピーしました