昇進のメリットだけを10個列挙してみた

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人気がない中間管理職

あまり給料が上がらないうえ、責任が増え、ワークライフバランスが崩れやすい為、人気が下がり傾向の中間管理職ですが、あえて今回は、中間管理職のメリットを列挙してみました。昇進なんて絶対に嫌だ!なんて食わず嫌いをせずに、一度昇進について向かい合って見ませんか?

昇進を敬遠する2つの理由

そもそも、なぜ昇進して中間管理職になりたがらない人がいるのか?これには大きく2つの理由があると思っています。

1つ目は上記記載の通り、責任の大きさと年収にギャップがある事が考えられます。また、現職の課長を見て、大変そうだなぁと思うのも、中間管理職離れの要因だと思います。この理由に関しては、多くの人に共感されると思ってます。実際ぼくもそう思ってましたし、半分以上はあたってます。

2つ目の理由ですが、出世争いに生き残れなかった人からの言い分や、恨み節が出回ってるケースも多くあります。社内を見渡すと、そういった年配の方々も多く、中間管理職に否定的な方も多く見受けられます。こういった声をまともに聞いて、昇進しない方が得だと思うのはとても危険です。役職なし年長者からみると、年下の昇進は面白くない事は理解できますが、課長にもなったこともない人が、「課長は大変だからなるもんじゃない」と吹いたところで悲しいです。悪意があって吹いている人ばかりでも無いかもしれませんが、そういった声に耳を傾けるべきではありません。

そろそろ中間管理職のメリット列挙するよ。

ネガティブ要素の目立つ中間管理職。例を挙げればキリがありませんが、ポジティブ要素だって沢山あります。今回は、あえて中間管理職のメリットを列挙していきます。10こあるよ。

自分に自信がもてる

会社から一定の評価を得たから、昇進の話が来るのです。どんなことであれ、人から評価されたら嬉しいに決まっています。今まで頑張ってきたことを認められた気分になり、それはそのまま自信に繋がります。こういう成功体験を積んでおくと、好循環になりさらなる自信が生まれやすくなります。自分に自信が持てるようになると毎日が楽しくなります。

給料が増える

シンプルに給料が増えます。残業代がでなくなるから給料が下がる。。。という見方もありますが、それは多くの企業では、下がるのは一時的なものだと思っています。基本的に、中間管理職に昇進すると、給与体系のレンジが変わります。ようするに一つ上のレンジになるわけですが、その際、一つ上のレンジに上がるものの、そのレンジ内では一番底辺からスタートになるので、一時的に年収が下がってしまう事があるのです。しかし、2年、3年と少し長いスパンで見れば、必ず巻き返します。逆にいま昇進をしておかないと、将来給料が頭打ちになります。給料の事を考えただけでも、早めに昇進しておくべきだと思います。

ちなみに、課長職にまで登りつめれば、平社員の倍くらいもらえるんですね。残業代がでなくなることで一時的に年収下がるのかもしれませんが、長い目で見たら得することは間違いなさそうです。


課長平社員
男女計866.2万452.6万
男性883.6万490.6万
女性729.7万390.4万

※出典:厚生労働省「役職別にみた賃金

部下を持つことが出来る

ぼくは、中間管理職になる最大のメリットはこれだと思っています。勘違いして欲しくないのは、部下を持ったからといって、偉くなるわけではありません。これを勘違いすると、一瞬で引きずり降ろされるので気をつけて下さい。

そういうことではなくて、会社組織の中の話とは言え、上下関係の上側に立つ経験は人を成長させてくれます。子育てのように、最初から絶対的な関係が構築されているわけではなく、その関係性はもろいです。ディスってくる部下がいるのも事実です。基本的には、部下の方が上司を敬わなければ、上司と部下の関係性は保てません。上司からの圧力では部下は動かないのです。これは子育てと同じですね。こういった経験を積めることは、とても大きなメリットだと考えています。人間としての器を大きくすることが出来るからです。

権限が増える(やりたいように出来る)

責任が増えて大変の中間管理職ですが、もちろんその分権限も増えます。チームや課の組織内を編成することもできます。決裁権も増えるので、一人では出来なかったことがチームの力を利用して、会社に貢献することも出来るようになります。これは、一人で頑張ったいたときとは比べ物にならないくらいの達成感に満たされますし、経営陣にも評価されます。もちろん、市場にも評価されます。とくにITエンジニアは個人プレーを好む人が多い世界なので、チームを引っ張る能力は高く評価されるし、その環境がそろっているのが、中間管理職の世界なのです。

研修や出張を選んで行ける

課長クラスにもなると、研修費が年間予算として課に割り当てられます。その予算を分配する権限が課長にはあります。もちろんその予算は課のものなのですが、決裁権は自分が持つことになるので、どうしても行きたい研修や出張を狙って行くことも出来るようになります。

尊敬してくれる人が増える

課長クラスにもなれば、すくなくとも若手社員は一目を置いてくれます。何をやっている人なのかよくわからないけど、きっと偉い人なのだろう。。。と思ってくれたりもします。人間、敬意を持って接してくれる方には、若者であろうが、新入社員であろうが、嬉しくなるものです。もっと尊敬されるように頑張ろうと励みにもなります。ただの先輩社員とちがって、役職が付いた先輩は、若手社員から見ると、それだけで尊敬の対象になります。とくに関係性が低いほど、錯覚資産が有効に働くものです。

社内のインフルエンサーになれる

課長クラスになると、割と簡単に社内でのインフルエンサーになれます。SNSでインフルエンサーになるのはとても大変ですが、会社内でインフルエンサーになるのは、割と簡単なのです。例えば、課長になれば、社内のマネージャー会議に参加することも増えると思いますが、部長や役員と面会する機会にも恵まれます。会社の売上や改善に繋がる提案は、採用されやすいです。この場で後ろ盾を確保できるとあとは簡単。一気に社内展開が可能となり、その最前線で活躍することが出来ます。こうなると超楽しいです。

社外の人にはそれなりの効果がある

課長の肩書きの入った名刺は、それなりに効果があります。中小企業の課長であっても一定の評価をされます。ぼくが上場企業の若手社員だった時、ある会社の方と名刺交換をしました。その方は同じ年くらいの方で、当時20代でしたが、頂いた名刺には「課長」とありました。それだけで、この人はすごい方なんだなぁと思った経験があります。後で知ったのですが、その会社は10名程度の小企業で、入れ替わりも激しい会社だったため、その会社では社歴が長く、年功序列で課長になっただけとのことでしたが、それを知った上でも、課長なんてすごいなぁと思ったものです。

ローンが通過しやすい

代表的なところでは住宅ローンがありますが、中間管理職はローンがおりやすいのは事実です。単純に年収が多いことも追い風ですが、サラリーマン属性が強く、長期間働いてきた証明にもなるので、ローンには有利に働きます。ちなみに、サラリーマン属性は安定志向の代表なので、お金を貸す側としては安心出来ます。そして長年サラリーマンを続けないと、中間管理職になれないので、「安定志向を長く続けることができる人」と判断されて、ローンが有利になるわけです。

ローンで有利になるということは、低金利の契約も期待できますので、出費を抑えることも可能です。特に住宅ローンは扱う価格が大きいので、長期間の金利が下がることは大きなアドバンテージとなります。もちろん、クレジットカードも与信枠が増えたり、プラチナカードのインビが届いたりもしやすいです。

部長への挑戦権を手に入れる

通常は、部長になるためには、課長を経験しておく必要があります。逆に言うと、課長を経験しなければ、部長になることは出来ません。ようするに、課長職は部長への登竜門といえます。その部長職ですが、年収ベースで言うと、課長と部長職の間には大きな年収の差があります。大企業はもちろんのこと、中堅企業であっても、部長職の年収は1000万を超えてきます。課長職で年収1000万を超えるのは、優良な大手企業くらいです。


部長課長平社員
男女計1060.4万866.2万452.6万
男性1070.9万883.6万490.6万
女性911.4万729.7万390.4万

※出典:厚生労働省「役職別にみた賃金

一気に200万円位年収があがりますね。ちなみに部長になれる確率は社員全体の1%程度です。限りなく経営陣に近いポジションが部長職であり、その分責任も大きくなりますが、与えられた権限も大きくなるのでやりがいもあります。そんな部長への挑戦権を手に入れるためには、課長になっておく必要があるのです。

中間管理職メリットまとめ

・自分に自信がもてる

・給料が増える

・部下を持つことが出来る

・権限が増える(やりたいように出来る)

・研修や出張を選んで行ける

・尊敬してくれる人が増える

・社内のインフルエンサーになれる

・社外の人にはそれなりの効果がある

・ローンが通過しやすい

・部長への挑戦権を手に入れる

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