【高年収戦略】社内の昇進ルール知ろう

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今いる会社で年収を上げるには

今いる会社で年収を上げるには、昇進するしかありません。もうひとつ年収をあげる方法に転職という手段がありますが、「今いる会社で」となると昇進して年収を高めるのが唯一の方法となります。

ですが、多くの方は「今いる会社」の昇進ルールを知りません。昇進のルールも知らないのに、ただひたすら仕事だけ頑張っても昇進できるとは限りません。例えば、TOEIC600点以上が昇進条件に含まれていたとしたら、いくら仕事でエースになったとしても昇進は出来ません。ほかにも、完全に年功序列の会社もあります。そういう会社では、上が定年で抜けていくのをただひたすら待つだけです。もし短期間で昇進を狙って収入を上げたいのであれば、そういう会社は辞めるのが最良の戦略となります

「昇進の地図」の入手方法

社内で昇進をするためには、昇進するためのルールを知る必要があります。「宝の地図」ならぬ、「昇進の地図」です。この地図なしにがむしゃらに仕事だけを頑張るのは、大海原に眠っている宝島を探すのと同じです。まずはこの「昇進の地図」を手に入れる事が、昇進への近道となります。そしてこの地図は必ず会社にあるはずです。

「昇進の地図」を公開しているパターン

昇進のルールを社員に公開している会社もあります。主に外資系の企業に多い気がします。昇進のルールが分かっていると戦略は立てやすいので、闇雲に回り道を歩くリスクは軽減されます。一方で、必ず昇進の規定を守らなければ昇進が出来ない面もあります。例外を作るときりがないですからね。また、昇進のルールを全員で共有してるという事は、ライバルが回り道するケースもないわけで、情報格差が発生しない分、真の実力が問われます。昇進のルールが社内で明確になっている以上、そのルール通り実行する以外の近道はありません。

「昇進の地図」非公開のパターン

日本の企業に多いのがこのパターンだと思います。人事部門内のみで共有されていて、社内には非公開とされているケースです。同じ非公開パターンでも細かくは2種類あって、社内非公開を決めているパターンがあります。そちらは秘密パターンと分類してますのて、下記を参照してください。

もう一つのパターンは、敢えて公開していないだけのパターンです。意図的に非公開にしてるわけではないけど、聞かれなければ教えないパターンです。中小企業に多い気がします。殆どの日本の企業はこのパターンでしょうか。このパターンの攻略法はシンプルで、人事部に問い合わせる事です。大体聞けば教えてくれます。教えてくれなければ、秘密パターンです。

他の社員は知らない情報を手に入れる訳ですので、どうしても情報格差が発生します。要するに、うまく聞き出せば情報勝者になれますが、聞くことをしなければ情報弱者のままです。情報弱者の怖いところは、自分が情報弱者と気がつかないところにあります。

なので、もしこれを読んだ人の中に、自分の会社の昇進ルールを知らない人がいれば、情報弱者の可能性があります。すぐにでも人事部に問い合わせてみて下さい。答えてくれなければ、秘密パターンなので、少なくとも自分だけが弱者ではないので一安心です。必ず確認して下さい。

情報強者として昇進のルールを手に入れたなら、あとは淡々とルールに従った行動をするだけです。業務アピール以外に、社内イベントへの参加率や必要資格などを抑えます。

他に、上長の推薦が必要なパターンもあります。何の基準で推薦するのかは上長の裁量次第となるので、ある意味秘密パターンのようですが、発想を変えると、上長を攻略すれば昇進出来ることが確定したわけですので、推薦してもらうようにひたすら頑張るだけです。上長と反りが合わないなら、部署異動も検討すべきで、そんな会社で上長と戦っても100%負けます。従うか、逃げるか、昇進を諦めるかの三択です。

「昇進の地図」秘密のパターン

秘密のパターンは、比較的オーナー企業や一族企業に多いような気がします。このパターンの特徴はいたってシンプルで、オーナー社長を攻略するのみです。社長と気軽に会えないのであれば、社長のお気に入りの人材に気に入られるのが近道です。ばりばりに仕事が出来てもオーナー社長やその取り巻きに嫌われたら、この会社では生きていけません。こういう会社では、あからさまな嫌がらせや粛清人事も平気で行われます。

会社が昇進ルールをなぜ公開しないのか?を良く考えて、情報勝者にすりよるのが効率の良い戦略です。仕事が出来ないのに出世している人が多い会社は、オーナー社長のお気に入りで固められている可能性が高いです。しかし、変な正義感を持っても勝てませんし、気に入ってもらえれば昇進ルートに乗って出世し高年収も期待できるので、居心地が悪くなるまでは昇進目指して頑張るべきです。

誤解のないように付け加えますが、オーナー社長の会社を否定しているわけではありません。社長に権力が集中している分、カリスマ社長の場合は一気に企業を大きくし社員に高収入をもたらしてくれます。 スティーブ・ジョブズほどではなくても世の中にはカリスマ社長は多いものです。 もちろん中小企業にもたくさんいます。

自社の役職ごとの年収を把握しよう

会社の人と、なかなか年収の話は出来ないと思いますが、飲み会の席でならぽろっと話が漏れる事があります。またはさりげなく探ることも出来ます。「うちの会社の課長って、いくらもらってるんですかねー。」などと、先輩社員に振ってみるのです。結構飲み会で話題に上がる事もある話なので、「600万位って聞いたことあるよ」など、間接的な情報が入ってくることもあります。

ぼくの経験則ですが、案外正確な金額をついてきます。ある程度情報が溜まれば、その会社の年収ラインが見えてきます。課長で500万ラインなら、部長なら600万程度です。年収800万を目指すならば、この会社では無理と判断できます。

このように、役職ごとの年収ラインを把握すれば将来設計が出来るので、一生この会社で骨を埋めるのか、または収入の良い会社に転職するのかを判断する必要があります。

昇進のコンパスの入手方法

昇進の地図を手に入れたら、大体の道筋は見えてきますが、より速く確実に目的地へたどり着くには、コンパスを手に入れた方が良いわけです。昇進のコンパスとは、先に目的地にたどり着いた人の助言のことで、上長や先輩であったりします。いわゆる、メンターの事です。コーチとも言います。プロ野球など、プロの世界ではコーチやメンターは当然のように存在しますが、サラリーマンの世界では聞きなれないですね。ぼくもメンターの存在を強く意識したのは外資系に入ってからです。やはり外資の方が、メンターに対する考え方も進んでいると思います。文化的にも日本企業よりは浸透しています。

逆転の発想をすると、日本企業ではメンターの文化が根付いてないということは、多くのライバルたちがコンパスを持ち歩いてないとも言えます。この点を逆手にとって、自分だけは相性の合うメンターを見つけておくべきです。そして、ライバル達よりも先に目的地にたどり着くのです。

メンターの見つけ方

ではどうやってメンターを見つけるかというと、自分の将来像に近いイメージの先輩や上長を見つけ出すことです。直感で自分とメンター候補の相性を大事にすることも重要なのですが、年齢や立場は少し離れていたほうが賢明です。例えば、2こ年上とか、役職が1つ上とかは、自分が追いつくとライバルになりかねません。そうなった時にも変わらず師匠と呼び続ける気構えも必要ですし、またメンターの方も穏やかではなくなります。思い切って10歳程度年上か、2つ位役職が上の人をメンターとするほうが、長続きします。

対象となるメンター候補を見つけたら、雑談をするなり飲みに誘うなりして下さい。10も年下の後輩に飲みに誘われて嫌な顔をする先輩はまずいません。

ちなみに、メンターの方に「ぼくのメンターになってください」なんて言う必要はないです。こちら側から一方的にメンターだと思えばよいのです。自分の中で決めたメンターを自部の師匠だと思い、自分は弟子としてふるまえばいいのです。接点が増えれば、自然とその方も気づき、メンターとして振舞ってくれます。後は、飲みに誘われたらどこにでもついていけばよいのです。それが弟子の仕事です。

このご時世に時代遅れだと思うかもしれませんが、そこにチャンスが眠っています。他の誰もやらないから自分だけの特別な「昇進へのコンパス」となり得るのです。ぼく自身もメンターに、「業務を遂行する以上に、力を入れるべきポイント」を教えて頂きました。このアドバイスでかなりの時間を短縮できました。本来メンターとは、自分が進むべき道を既に歩いてきている方たちなので、成功体験に基づいたアドバイスを頂けます。昇進の地図を手に入れたら、闇雲に独学で突き進むのではなくて、是非メンターを味方につけて出世街道を歩んでください。

まとめ

年収を増やすには、昇進が一番手っ取り早い

役職ごとの年収を把握しておく

社内の昇進ルールを知る

昇進を後押ししてくれるメンターを見つける

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